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宝登山神社 ~その2

今月のブログ宝登山神社の中でお知らせしました「ツツジ祭り」が5月2日に行われましたので私は再び参拝に伺いました。



本格的な連休前と言う事で高速道路もさほど混んではおらず約1時間ほどで神社に到着しました。


今回は今まで見落としていた相生の松も見つけました。1913年昭和天皇のご成婚を祝って青年団が植栽したもので、傍に「皇太子殿下御成婚奉祝唱歌」の記念碑が建っています。雌株、雄株乃2本の松が夫婦のように寄り添って生え、一つの根から立ち上がるように見えるため、縁起が良く古来より縁結び、夫婦和合、長寿のシンボルとなっております。


さて、今回は初めてロープウェイを使ってかの日本武尊も憧れた宝登山の山頂まで行くことにしました。ロープウェイの始発宝登山麓駅までは長瀞駅から無料のシャトルバスが運行されておりますが、私はすでに神社本殿におりましたので宝登山麓駅まで近道を通って歩くことにしました。とても急な坂道でしたが10分程で着きました。ロープウェイの駅は想像よりしっかりとした立派な建物でした。地産品のお土産屋さんや無料休憩場がありそれだけでものんびりと過ごせそうです。


運行する2つのゴンドラは動物園の動物にちなんで「ばんび」「もんきー」と命名された可愛い仕様になっています。山麓駅から山頂駅まで832mを約5分で結びます。山頂駅前の広場からは長瀞駅や岩畳の景色が綺麗に見渡せました。ツツジは少し見ごろを過ぎていましたが、それでも色とりどりの群落が山全体を彩っていました。


まずはツツジ園の横を登って奥宮に参拝してきました。100段の石段を登ると宝登山奥宮と記された鳥居が見えます。標高497.1メートルの奥宮に到着です。日本武尊も憧れたのが納得できるほど神秘的な佇まいです。天候によっては霧や雲海も見られるそうです。奥宮では狛犬の代わりに山火事から日本武尊を救ったと言われている山犬が二対で社殿を守っています。正式名称は「大口真神(おおくちまかみ)」ですがお犬さまと言う呼び名で親しまれています。



私がそこで身を研ぎ澄ませていると、この山に関東一円から神気が集まってきているのを感じました。下の本殿に参拝した時は春霞のようなぼんやりとしたパワーが山全体から滲み出ていましたが、奥宮はもっと上空から風に乗ってやってきます。日本武尊もこの増幅されて渦巻いているパワーを感じて惹かれたのではないでしょうか。


奥宮大祭では神楽の奉奏や薙刀の演舞も行われていたそうですが、私がお邪魔した時にはすでに終了しておりました。しかし人々がツツジを見たり動物たちと触れ合ったりしながら奥宮にも参拝に来ていて、とてものどかな雰囲気を醸し出していました。


それは祭りと言えども気負った感じが全くなく、肩の力が抜けてとても自然と溶け合っていました。それは参道のお土産屋さんでも感じた事です。また奥宮の神官さまはこちらが恐縮してしまうほど謙虚な方でそれだけでも大切な事を教えていただいた気がしました。



その後訪れた宝登山小動物公園ではラマやヤギと触れ合ったりモルモットを撫でたり、お家に列を成して帰る様子をショー形式で見たりと、こちらも手作り感覚でとてもアットホームな雰囲気でした。



宝登山神社はとても広くロープウェイを使えば1日がかりで楽しめる神域です。霊山でもありますが昼間には霊の姿や怪しい雰囲気は全く見られずとてものどかな光景が広がっています。


みなさまお薦めの神社仏閣等がございましたらぜひお知らせくださいませ。


世界が平和でありますように。



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