今日は私が見えている世界について少しお話ししてみようと思います。
私がご相談者さまと向き合って、目を閉じて精神を集中したのち静かに開けますと、ご相談者さまの左肩上にその方の一生がフィルムのように映し出されます。私が最初にする作業はその中から相談者さまの現在地を探すことです。映像に日付は記されておらず、そこに映るカレンダーや時計から、また目の前のご相談者さまの実像と照らし合わせて定めます。これができるようになるまでは相当の時間がかかりました。そしてその現在地から過去、現在未来を見ます。

過去を言い当てる事は意味がありません。
私にとってもご相談者さまにとっても無駄な時間です。
なぜなら過去は変えられないものであり、私の自慢のために費やす必要はないからです。
人間の人生にはいくつかの分岐点があり、どちらを選ぶかで運命が大きく変わってきます。
先の運命を見てもしも悪いものであれば、現在を生きる目の前の相談者さまにお伝えします。わかりやすい例えで申しますと。「この先半年間は自転車に乗る時に、信号に注意してください」と言うような形でアドバイス致します。
分岐点のどちらを選ぶかはご相談者さまであり、その結果については自己責任を負う訳ですが、特に悪い予想でしたら、その後いらしたご相談者様から「言われた事が外れたよ」と言われた方が「全くその通りになりました」とびっくりされるよりよほど嬉しいものなのです。