私のルーツが石垣島方面であると言う事から、かねてから私は沖縄や石垣島には特別な思いを抱いておりました。今回ニライカナイと命名したHPを作成するにあたり昨年の10月に西表島に足を運びました。宿泊したホテルの前身の名前がニライカナイホテルと言う事も強い縁を感じておりました。
季節外れの台風の影響で石垣島に足止めをされ、1日遅れで西表島に入島しました。台風後でかなりの湿気を感じ、それが第一印象でした。
ある日お祭りの準備をしている場所に行ってきました。その時身体に強い圧がかかり頭が痛くなりました。痛みは一瞬で引き、全身に血液がめぐり温かさを感じました。その神聖な圧は海の向こう、天高く台湾の遥か彼方から来るものでした。まさに何者かが来訪し一瞬にして浄化した感じを受けたのです。
一方で西表島にはマラリアや強制的な炭鉱労働等悲しい歴史があります。そう言った閉ざされた場所であるが故に貴重な自然環境が維持されたと言う事もまた皮肉な事であります。ですのでその神事に触れる折に、空気の素晴らしさと同時に人間の愚かさを感じずにはいられません。
パワースポットとはそこに居るだけで開運を得られる場所ではありません。そこにある歴史を学び気づきを得て、自分を変えていくきっかけとなる場所なのです。
西表島炭坑の歴史、とても気になりました。
苦しんで亡くなった方々がたくさんいて、
とてもひどいです。こんなことが起きていたなんて・・。
今日は東日本大震災の日、
大切な方を亡くされた方、仕事も学校も、未来が奪われて、
前を向いて希望を持っていこう、そういった言葉より、
起きてほしくなかった。
すべてを返してほしい。
そう言いたいけど言えない、言葉を呑んでしまうんだ・・・って。
起きなかった歴史を、ほんとうに、それを歩いてみたかったですね。
そう言ってもなんにもならなくても
少しでも痛み分けできるよう、
お話を読んだり聞いたりしていきますね。
今まで、パワースポットの意味を理解できていませんでした。
行くだけで運気があがる場所だと思っていた自分が恥ずかしいです。
人間が繰り返す過ち、自分がここにいる意味を、プロアクティブに、謙虚に、その場所から学び、気づき、そして自分の行動を変えていく。常に忘れずにいたいです。